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魔法のコトバ*  Season6 気付いた想い-2-
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魔法のコトバ* Season6  気付いた想い-2-

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「お天気もいいし、屋上で食べよっか?」
お弁当を片手に、凪ちゃんと教室を出ようとした時だった。
「日下部さん、お客さんみたいよ」
クラスメイトに呼び止められた。
その後ろから男の子がこっちを見てぺこりと頭を下げた。
あ、今朝の…。
「ごめん、ましろ。先に屋上行っててくれる?」
すぐに済ませるからって、お弁当を渡された。
廊下に出て男の子と何やら会話を交わすと、そのままふたりで廊下の向こうに消えて行った。

こんな光景を見たのって何度目かな。
男の子に告られるのってどんな気持ちなんだろ。
経験がないから想像がつかないや。


「ね、こんどはうまくいきそうじゃない?」
噂好きの葉山さんが話しかけてきた。
「また断るんじゃないかな、凪ちゃん」
今朝の避け方からして、うまくいくなんてありえない。
「そうかなぁ」
葉山さんは鼻で笑うと、意味深な顔でこっちを振り返った。
なに?
「私、昨日見たんだよね。ふたりが一緒にいるところ。夕方ぐらいだったかな。ツタヤでCD選んでた。なかなかいい雰囲気に見えたんだけどな〜」
休日にふたりで?
夕方って、電話がつながらなかった時間帯だ。
「園田さん、何か聞いてないの?」
ずいって顔を寄せる。
うっ。
やっぱ彼女、苦手だ。
「聞いてないよ…」
「仲いいのに?」
「ほんとだってば」
「ふ〜ん」
疑わしい目で私をじろりと睨みつけた。
だってほんとに聞いてないんだもん。
「もう私、行くね」
これ以上彼女の側にいると、あることないこと問い詰められそうな雰囲気だったから私は逃げるように教室を立ち去った。





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