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魔法のコトバ*  Season9 初恋〜サイド蒼吾-16-
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Season9  初恋〜サイド蒼吾-16-

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魔法のコトバ*  Season9 初恋〜サイド蒼吾-15-
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魔法のコトバ*  Season9 初恋〜サイド蒼吾-14-
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Season9  初恋〜サイド蒼吾-14-

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魔法のコトバ*  Season9 初恋〜サイド蒼吾-13-
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Season9  初恋〜サイド蒼吾-13-

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魔法のコトバ*  Season9 初恋〜サイド蒼吾-12-
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魔法のコトバ* Season9  初恋〜サイド蒼吾-12-

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「は? 補習っすか?」
職員室に呼び出された俺は、裏返るような声を上げた。
季節は秋。
もう10月だっていうのに、昼間はまだ夏の余韻がひかない。
衣替えをしたブレーザーの下は、まだ夏のシャツを着てる。

「後がないぞ、夏木」
担任の新垣が束になった答案用紙をパラパラめくりながら眉を寄せた。
「ちゃんと授業、聞いてるのか?」
「まあ……一応…」
そのつもり。
半分は夢の中だけど。
「嘘つけ。そんなのお見通しだ。いつも寝てるだろ、夏木」
知ってるなら聞くなよ。
俺はバツが悪そうに頭を掻いた。
「とりあえず、1週間後に追試だ。それが駄目だったら、対処を考えんといかんな。部活、活動停止とか」
はぁ?? マジで!?
担任にそんな権限あんのかよ。
「それぐらいの目標がないと、お前やらないだろ? しっかりしろよ」
「…はい」
担任が呆れたように俺を見上げた。
「園田を見てみろ」
突然口から出た予想外の名前に、どくんと心臓がはねた。
なんでそこで園田の名前が出てくるんだよ。
名前を聞いただけなのに動悸が激しくなって、手がじわりと汗ばむ。
「転入早々、いい成績だったぞ」
園田、真面目だもんな。
授業だって一所懸命聞いてるし、丁寧にノートだってとってる。
昔あいつに借りた宿題のノートは、いつも綺麗だった。
丸っこくて可愛い字が並んでるんだ。
ま、園田の場合は本場で学んでるから。
英語は出来て当たり前。








…ん?


ふと、頭をよぎった考え。
園田とちゃんと向き合うきっかけ。
「どうした夏木?」
顔がにやけてしょうがない俺を、担任が不思議そうな顔で見上げた。
チャンスはこんなに簡単にも俺の前に転がってた。




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